翻訳家

手帳

翻訳家はさまざまな分野に関わる

翻訳家というと、英書を日本語に翻訳する、洋画のセリフを翻訳する等といったイメージがあります。
外国語の文章を日本語に訳し、日本人が読めるようにする、これが翻訳家の仕事です。

その中で文芸作品の翻訳、研究者などが利用するデータや書類、文献を翻訳する実務的な翻訳、映画・ドラマなどの映像を翻訳する映像翻訳などがあります。

いずれも同じよう翻訳すればいいという事ではなく、映画などでは物語の中に出てくる主人公の性格や行動に沿ってイメージにあった翻訳の方がいいですし、ドキュメンタリーなら現実感のある正確な表現、学術書など研究者が利用するようなものは、専門知識もある程度必要になるでしょう。

翻訳家といっても扱うジャンルによって知識も技術も必要な難しい仕事で、経験や実績もものをいう仕事といっていいでしょう。

翻訳家の資格ってあるの?

特に必要な資格があるという事はありません。
ただ英語など外国語の力が必要になるので、大学で外国語系専門の勉強をされてきた方や、翻訳の専門学校で学ばれた方が多いです。
中には、アメリカ大学へ留学し、語学力を身につけてくる方もいるので、語学力を身につけたいのであればそういった方法も視野に入れましょう。

語学力を身につけるアメリカ大学への進学・留学|NCN米国大学機構

翻訳家の仕事を取るためには、TOIECや英検などを取得しておくと仕事を取りやすいですし、翻訳会社に属して働きたいという場合も、フリーランスで仕事を貰っていきたいという場合も、TOEICなどの語学の実力を示す材料にもなります。
尚、社団法人日本翻訳協会主催の翻訳専門職資格試験に合格しておくと、就職しやすくなるといわれています。

JTA公認 翻訳専門職資格試験|一般社団法人 日本翻訳協会

翻訳家の仕事はどう見つける?

ほかの業種と違って、なかなか求人を見つける事が難しいのが翻訳家です。
転職就職情報サイトなどを見てもあまり求人が見当たらない、というのが現状ですが、ただ一つ仕事をしたことで翻訳家の道が開ける可能性がありますし、翻訳会社に登録してそこで評判のいい丁寧な仕事が出来れば、仕事が来る回数が多くなっていきます。

まずは、翻訳の会社に登録しそこで実績を積む、ある程度経験と実績がついたらフリーランスになる、ということも一つの方法かもしれません。
また映画会社やDVDを作る会社などに所属して翻訳家として頑張るという道もあります。

その他、法律関係、医療関係、特許などの企業でも翻訳家が募集されていることもありますし、優遇されることもありますので、幅広い分野に目を配っておくといいでしょう。