現実は厳しい……就活は今でも苦しいのです
就職率が少しずつ上がってきて、数年前と比較すると今はかなりいい状態といえます。
しかしいざ就活をしてみると現実を知る学生が多いのです。
知名度が高い大学じゃないと書類選考すら通らない、面接させてくれたら絶対に自分のアピールがうまくできるのに……
と悔しい思いをしてきた学生がどれほどいるか、これから就活される学生さんたち、また転職を考えている方は、履歴書の重要性を深く確認しなければなりません。
採用担当官は、履歴書から何を読み取るのか、その為に何を記載しておけばいいのか、履歴書作成のポイントを理解すべきです。
採用担当官は履歴書に何を見るのか
採用担当官が履歴書から応募されてきた方の何をみようと思うのか、それは、履歴書から読み取る事が出来る、その方の基本情報なのです。
履歴書の意味については、こちらのサイトも参考になります。
どのような学校を出たのか、それは大学に限ったことではなく、中学、高校などにも目を通します。
>>採用担当者の目に留まる「履歴書」「職務経歴書」 | パソナキャリアの転職マニュアル
中学、高校が難関校と呼ばれる学校であれば、中学受験や高校受験を潜り抜けていた精鋭だと感じることできるでしょう。
学生は学校名がかなり大きなポイントになるという現実がある事をまず、理解しておくべきです。
保護者が、いい大学に行く事が大切というのはただステイタスという事ではなく、本当に就活の際、大きなポイントとなる事を経験から理解しているからです。
転職者についても、履歴書には事実を書き入れる必要があります。
もし転職回数が1年間に2回、3回とある場合、履歴書で落とされる可能性があります。
特に若い世代で転職回数が多いのはいいイメージを与えないと思っておく方がいいでしょう。
履歴書を読み、企業の募集要件と履歴書に書かれている基本情報があっているかどうかを確認し、面接するかどうかを決定するのです。
もちろん、下手でもいいので丁寧に書くこと、パソコンで作るようなら誤字脱字などに十分注意して入力する事は基本です。
履歴書は冷静に間違いなく書くことが重要
文字の間違い、丁寧に書かれていない、履歴書の様式が適切ではないという状態では、見た瞬間に外されます。
履歴書は既定のものを利用するのが一番です。
市販されている物でもいいですし、インターネット上にある履歴書フォームを利用して入力しても構いません。
「自分で作成する」方もいますが、必要事項が抜けてしまう事もありますので、辞めておく方がいいでしょう。
案外多いのが、学校の入学、卒業年月日の間違いです。
西暦に直す際に間違うという方も多いです。
こうした部分も採用担当官はしっかり見ていますので、間違いなく記載しましょう。
間違いを見るのはその方の質を見るのと同時に、企業に採用された場合、ミスが多くなる可能性があるという目でもみています。
簡潔に、業界について、企業について、仕事について以上3つの点に関する魅力を手短に記載します。
自己PRについても職務経歴書の欄に少しスペースがあるくらいだと思いますので、コンパクトに簡潔に記載する方がイメージもよくなるでしょう。
学歴や経歴詐称は絶対にしないように
履歴書で最もしてはならないことが学歴詐称、経歴詐称です。
これは内定取り消しとなる可能性もあります。
学歴に自信がなくても、転職される方で転職回数が多くても、現実通り、自分のこれまでの経歴を嘘偽りなく書くことが「必須」です。