教師 

教師の役割とは

海外の学校でいう教師は、学問を指導する人で、これが徹底されているため日本のように、人を教育するという観念がない、という学校もあります。
そのため、日本の学校で当たり前のように行っている掃除も、学問指導ではないため、外部の業者が行うというところが一般的です。

日本では学問はもちろんの事、道徳的な教育、指導も教師の仕事に含まれます。
保護者と地域の皆さんと一体となり、地域に暮らす子供たちが豊かな心で成長し、学問を学ぶ指導を行う、それが日本の教師の役割です。

教科指導ではその年代に必要な基礎、知識、技能を指導し、思考力や判断力、表現力等を身に着けさせることが必要ですし、
子供たちが意欲的に学習を学ぶ姿勢を指導しなければなりません。

その他、小学校、中学校では学級経営、生徒指導、中学、高校になると進路指導やキャリア教育なども必要となってきます。
また部活動の顧問となれば部活の指導に加え、部活を通して仲間を大切にする心、個人的な心の成長を指導する役割も出てきます。

教師は未来を担う子供たちに接する事が出来る素晴らしい仕事です。
最近は教師の質の低下が各地域で叫ばれています。
真摯に教育、指導に没頭する志高い教師の育成も学校教育の大切な要素となっています。

教員免許とは何か

幼稚園、小学校、中学校、高校と教師になるためには、教員免許が必要です。
小学校の教師になるためには小学校教諭免許状が必要となりますし、中学校、高校は教科別の免許が必要です。

通常、中学校と高校の免許を取得するために必要な授業が同じになるため、中学校、高校の免許を同時取得される方が多くなっています。

この他、養護学校や盲学校など特別支援学校の教師になるためには、幼稚園、小学校、中学校、高校の教員免許に加え、
特別支援学校教諭免許状を取得しなければなりません。
しかし一部地域ではこの免許状を持っていなくても特別養護学校の採用試験を受ける事が可能です。

学校で子供たち、生徒がお世話になる先生として、もう一つ、養護の先生がいます。
また給食の献立を考えたり、栄養指導を行う、食育指導を行うなどの栄養教諭がいる学校もあります。

それぞれに別の免許状が必要で、養護の先生は養護教諭免許状が、栄養指導等行う先生は栄養教諭免許状が必要です。

教師になるためにどこの学校にいけばいいのか

教師の中でも何の先生になりたいのか?それによってその免許状を取得可能な大学に行くことが必須となるため、自分がなりたい先生を明確にしておくべきです。
小学校教諭の最善な進路としては、国立大学があります。

合格率に関して国立大学出身者の方が高いというデータがあるのです。

その他私立大学や短大で学び教員免許試験に挑むこともできます。
ただ、小学校に関しては小学校教員免許を取得できる学校が少ないので、必ず取得できるかどうか確認が必要です。

中学、高校の教師になりたいという方にとってその進路は、私立、国公立様々です。
教育学部に行くか、それとも一般学部に行くか迷う方も多いと思いますが、絶対に教師になるという志をお持ちの方は、
教育学部の方が、教員免許取得のための科目が多いため、負担少なく教員免許を首足できる可能性があります。

しかし教育学部で学び教師にならず一般企業へ就職したいという時、教育学部は不利ともいわれています。
将来本当に何になりたいのか、もしも今はっきり教師と決まっていないようなら、一般学部を選択する方がいいでしょう。